3Dスキャン・3D造形

2019/04/10

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ものづくり支援
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近年ものづくりの現場で3Dスキャナーと3Dプリンターを組み合わせた試作が注目されています。

3Dスキャナーを用いることで手軽に3Dデータを取得することができ、3Dプリンターを用いることで金型を作ることなく簡単にアイデアを形にすることができるようになりました。

 

写真②はATOSと呼ばれる工業製品向けのハイエンド非接触光学式3次元デジタイザです。測定対象物をCCDカメラで撮影し、表面形状の3次元座標データを計算出力致します。 測定対象物に触れることなく、表面形状を点群データやポリゴンメッシュとして精密に表現し、3次元データ化することで様々な分野で応用が可能です。 例えば、

 

3D検査

定格データと計測データとの比較を行なうことにより、寸法解析および公差がわかる測定レポートが作成可能です。型の変形確認や製品製作等での品質確認に利用できます。

 

リバースエンジニアリング

CADデータの存在しないモデルや金型などのCAD化に最適です。測定時間も短く、データ品質が高い測定が可能となります。 大きな対象物も複数回撮影し、画像を合成することにより測定が可能となっており、高品質な3DポリゴンメッシュをSTLデータにて納品いたします。

 

3Dポリゴンメッシュ

測定された3D点群から算出されたポリゴンメッシュのスムージングや間引き、精緻化が可能です。さらに、メッシュの穴埋めや、曲率を抽出することもできます。メッシュは曲率を基にしたアルゴリズムと公差を用いて処理されます。

 

3D造形

樹脂の3D造形は一般的になりましたが、金属の3Dプリンターも徐々に出始めています。ヨーロッパの高級自動車メーカーでは、一部のパーツを金属の3Dプリンターで出力しているケースもあるそうです。金型が不要な点に加えて、鋳造では難しい複雑な形状が可能な点も3D造形ならではの利点です。

試作.comでも樹脂だけではなく金属の3D造形にも積極的に挑戦致します。

 

古い機械のアフターパーツがどうしても必要(図面なし、あるのは現物だけ)!であったり、海外競合製品のベンチマークをしたい!等のご相談がございましたら是非お声がけください。

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