広島大学殿に微小試料圧着装置の製作をいたしました

2020/11/26

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試作事例
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【概要】ハーフインチスタブに対し、金などの柔らかい金属箔を介して、鉱物などの微小試料を固定する為の装置製作

【納入先】広島大学殿

【開発の経緯】SEMなどの観察前試料準備において、数十~数百μmサイズの微小な試料や粉体などを試料台へ固定する方法としては導電性テープや導電性ペーストなどが用いられる。しかし、分析の手法や分析対象によっては前述の方法が使えない場合もある。この場合柔らかい金属の箔(金,インジウムなど)を介してサンプル台に固定する方法がとられることがあるが、確実かつ容易に固定する方法は存在せず、手製の治具などで行っているケースが多かった。本装置は最前線で研究を行っている研究者らと大学の技術職員が協力して課題を克服し特許出願に至った。

【製品の特長】

  • 観察窓が設けられており、顕微鏡下で観察しながら固定可能
  • 小型(手のひらサイズの)ためどのような顕微鏡にも対応が可能
  • 固定時の横ずれが起きにくい
  • 押付側治具に試料の貼り付きがおきにくい
  • 高硬度かつ平滑な平面での押付けであるため、粉体表面が揃う

【特許出願】「試料固定装置及び試料固定方法」(特願2019-185121)

【製作者からのコメント】

本製品の開発経緯のように、私たちは依頼者の抱える課題を一緒に考え、技術で解決することを得意としています。お困りの際は是非ご相談下さい。

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