「こんなものをつくりたい」 設計図やイメージを、ワンストップで具現化。 Shisaku.comのモノづくりがひと味ちがう理由とは?

2019/07/01

2002年に始動し、17年。120社のモノづくり企業や職人とのネットワークで、多彩なモノづくりに対応してきた「Shisaku.com 」。今回はサービスを展開する日本軽金属グループのプロジェクトチーム責任者が語るサービスの特徴、スタッフの熱い思いと「Shisaku.com」 だからこそ実現できるモノづくりの舞台裏を紹介します。

 

モノづくりに対する、真のニーズを探る

近年、オンラインでモノづくりを請け負うサイトやサービスは増加。その草分け的存在だったのは、日本軽金属グループが展開する「Shisaku.com」でした。そのサービスは、一人の若手営業マンのアイデアから始まりました。

 

「2002年に『商品化アイデアコンテスト』という社内コンペを行いました。現在のShisaku.comはそのコンペで優勝したスキーム。板事業部所属の29歳の営業マンが『モノづくりに対する本当のニーズを吸い上げるためのスキーム』として、開発の悩みや『こんなものをつくりたい』という声をひろうための受け皿として発案したものでした」

 

それから、スキームが実働に移るまで約1年。さまざまな製作や加工を請け負うことができる企業や職人を探し、パートナーとなっていただくこと、そしてWEBサイトを開設し、サービス運営するに当たっての取引条件など、問題点の整理……。時間と熱量を注いで、ローンチに向かいました。

 

「現在では約120ものパートナー企業や職人がいてくださいます。私たちのパートナーは何かに秀でた職人や加工屋ばかり。サービスの運営母体である私たちはアルミ加工を中心とする軽金属のスペシャリストですが、Shisaku.comで対応させていただくモノづくりは金属のみではありませんよ」

 

サービスはメディアの影響や口コミで広がり、案件は増加。Shisaku.comの強みは対応力にあるとプロジェクトチームのメンバーは口を揃えます。

 

依頼に対して最適な加工職人を瞬時にイメージし、具現化する

Shisaku.comのモノづくりの流れは、依頼をいただき、「できる/できない」を判断(ほとんどなんでも「できる」)。最適なパートナーにコンタクトを取り、製作の段取りを組み、製作を進めます。

 

「設計図はあるけれど『これではつくれない』ということもめずらしくありません。そういう時にはお客様と話をしながら、一緒に設計図を作り直したり、アドバイス・提案をさせていただいたりしながら製作を進めます」

 

この過程がとても楽しいとShisaku.comのスタッフ。

 

「技術職出身のスタッフであれば、お客様がつくろうと思ってもできないところを自分の知恵やアイデアを加味しながらカタチにしてあげられること。営業職出身のスタッフであれば、材料にとらわれずカタチにしたいものを一からお客さんとお話しして具現化するルートを提案できることがこのプロジェクトの良さであり、やりがいです」

 

現在、Shisaku.comに携わるスタッフは4名。依頼に対して適切な加工やそれができる企業・職人を知り、製作にかかるおおよその期間を瞬時にイメージできるようなスタッフばかり。設計図はできているけれどその先が見えない時、加工を誰に頼んだらいいかわからないときに、モノづくりを丸ごと任せることができるのがShisaku.comです。

 

難易度の高いモノづくりに対応。企画・開発ができる強み

毎年、パートナー企業や職人が増え続けていることによって、素材も加工も対応の幅が広がり続け、さらにサービスに携わるスタッフ自身“モノづくり”に造詣が深いことがShisaku.comの特徴です。

 

「私たちにはモノづくりに特化したパートナーさんが多いので、あらゆるモノづくりの依頼に対して『NO』を言わず、精巧に具現化することができます。パートナーさんには本当にいつも助けていただいています。『すごいことをやっているなあ』と技術や努力に感心しています。

 

もう一つ、そういった素晴らしいパートナーさんをただ“紹介”するだけでなく、一緒に知恵を出せるのが私たちの強みでもあります。ですから、『これをつくりたい』という設計図がなくても、『こんなものをつくりたい』というふわっとしたイメージから、お客様が欲しいモノをつくりあげることができると自負しています」

 

それができるのは、スタッフ自身がモノづくりに携わる者であるから。受け取った設計図に味付けしたり、設計図の通りではできないところはできるようにしたりというのはベテランの成せる技といえます。

 

「私たちもまだまだ進化していかなければいけません。加工機械の精度は上がり、機能もよくなってきている。だから加工技術もどんどん上がっているんです。それに追いついてこちらも紹介したり、一緒に考えたりしていくためにはもっと勉強しないといけません。

ご相談をいただいたモノづくりに対して、すぐに『できますよ』と回答できるようになりたいんです。なんでも任せられる試作屋といったらShisaku.com というイメージを世の中に定着できるように」

 

出来上がったモノをみて「ありがとうございます」と感動してもらえることが、モノづくりの喜び。価値を感じてもらえる仕事と、まだ見ぬ日本の製造業の凄みを知るようなモノづくりをShisaku.com で感じてください。ご相談お待ちしております。

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